メモリ (MB) メモリ (MB) のチャートは、クラスタのメモリ データ カウンタを表示します。 説明 このチャートは、クラスタの [パフォーマンス] タブの [ホーム] ビューにあります。 注意 これらのデータ カウンタの定義はホスト用です。クラスタ レベルでは、値は集計されて合計値が出されます。チャートのカウンタ値は、ホスト データの合計を表しています。チャートに表示されるカウンタは、vCenter Server に設定した収集レベルに依存します。 表 15. データ カウンタ チャートのラベル 説明 アクティブ ホスト上でパワーオン状態の全仮想マシンの有効なゲスト物理メモリ容量と、基礎となる VMkernel アプリケーションによるメモリ使用量の合計。アクティブなメモリは VMkernel が概算します。 ■ カウンタ:アクティブ ■ 統計タイプ:絶対値 ■ 単位:メガバイト (MB) ■ ロールアップ タイプ:平均 (最小値/最大値) ■ 収集レベル: 2 (4) バルーン ホスト上でパワーオン状態の全仮想マシン用に、バルーン ドライバが回収するゲスト物理メモリの合計。 ■ カウンタ:vmmemctl ■ 統計タイプ:絶対値 ■ 単位:メガバイト (MB) ■ ロールアップ タイプ:平均 (最小値/最大値) ■ 収集レベル: 1 (4) 消費 ホスト上で使用される仮想マシン メモリの量。 消費メモリには、仮想マシン メモリ、サービス コンソール メモリ、および VMkernel メモリが含まれます。 消費メモリ = 合計ホスト メモリ - 空きホスト メモリ ■ カウンタ:consumed ■ 統計タイプ:絶対値 ■ 単位:メガバイト (MB) ■ ロールアップ タイプ:平均 (最小値/最大値) ■ 収集レベル: 1 (4) 付与 パワーオン状態のすべての仮想マシンに付与されるゲスト物理メモリの合計。付与メモリはホストのマシン メモリにマッピングされます。 ホストの付与メモリには、ホスト上の各仮想マシンの共有メモリが含まれます。 ■ カウンタ:granted ■ 統計タイプ:絶対値 ■ 単位:メガバイト (MB) ■ ロールアップ タイプ:平均 (最小値/最大値) ■ 収集レベル: 2 (4) 使用されるスワップ ホスト上でパワーオン状態の全仮想マシンでスワップされるメモリの合計。 ■ カウンタ:swapused ■ 統計タイプ:絶対値 ■ 単位:メガバイト (MB) ■ ロールアップ タイプ:平均 (最小値/最大値) ■ 収集レベル: 2 (4) 合計 クラスタで使用可能なメモリの合計。 ■ カウンタ:totalmb ■ 統計タイプ:絶対値 ■ 単位:メガバイト (MB) ■ ロールアップ タイプ:平均 (最小値/最大値) ■ 収集レベル: 1 (4) チャートの分析 最高のパフォーマンスを得るには、仮想マシンのアクティブなメモリに対応できる程度にホストのメモリを大きくしておく必要があります。アクティブなメモリは仮想マシンのメモリ サイズよりも小さい場合がある点に注意してください。これによりメモリのオーバー プロビジョニングを可能にしながら、仮想マシンのアクティブなメモリがホストのメモリよりも小さい状態にします。 一時的に使用量の値が高くなっても、通常はパフォーマンス低下は発生しません。たとえば、複数の仮想マシンが同時に起動したり、仮想マシンのワークロードが急増したりする場合、メモリ使用量が高くなることがあります。ただし、常にメモリ使用量の値が高い場合 (94% 以上)、要求を満たすのに必要なメモリがホストにない可能性があることを示しています。アクティブなメモリ サイズが付与メモリ サイズと同じ大きさの場合、メモリに対する要求が使用可能なメモリ リソースよりも大きくなっています。アクティブなメモリの値が常に低い場合、メモリのサイズが大き過ぎる可能性があります。 メモリ使用量の値が高く、ホストでバルーンやスワップが頻繁に発生する場合、ホストの物理メモリの空き容量を確認します。空きメモリの値が 6% 以下の場合、メモリに対する要求をホストが処理できないことを示しています。結果としてメモリの解放が発生するため、パフォーマンスが低下することがあります。 ホストに十分な空きメモリがある場合、ホスト上の仮想マシンおよびリソース プールについて、リソース共有、予約、および制限の設定を確認します。ホストの設定が適切で、仮想マシンの設定より小さくないことを確認します。 ホストに使用可能な空きメモリがほとんどないか、パフォーマンス低下に気づいた場合、表 16 にリストされた対応策を検討してください。 表 16. メモリ パフォーマンスの向上に関するアドバイス # 解決方法 1 各仮想マシンに VMware Tools がインストールされていることを確認する。バルーン ドライバは VMware Tools と一緒にインストールされるもので、パフォーマンスの向上に大きく影響します。 2 バルーン ドライバが有効であることを確認する。VMkernel はバルーンやスワップによって、未使用の仮想マシン メモリを定期的に回収します。一般的に、これは仮想マシンのパフォーマンスに影響を与えません。 3 大き過ぎる場合、仮想マシンのメモリ領域を減らし、適正なキャッシュ サイズにする。これにより、ほかの仮想マシンのメモリが解放されます。 4 仮想マシンのメモリ予約の値がアクティブなメモリの値より高く設定されている場合、予約の設定値を減らし、ホストにある別の仮想マシンから VMkernel がアイドル状態のメモリを回収できるようにすることを検討する。 5 1 台以上の仮想マシンを DRS クラスタに移行する。 6 ホストに物理メモリを追加する。